中野博エコブランディング :ブログ Hiroshi Nakano Blog


by nakanohiroshi
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自動車内の温度がいかに危険かを実験してみた。

・車内の温度上昇の実験、サンシェードには遮熱効果が期待できるのか?

 夏に限らずに、外気温が20度を超えている場合には、直射日光が車内に差し込むと車内の室温は60度以上になることがある。
 真夏の炎天下では、駐車中の車内温度は急激に上昇するために、室内温度が70度を超える場合もあるのだ。炎天下の車内に置き去りにされた赤ちゃんが死亡するという悲惨な事故もいくつかの事件で紹介したように毎年発生している。

 エコライフ研究所の実験は、午前8時から12時までの4時間と、気温がピークになる(季節と場所や日時によるが)午後12時から午後3時の3時間で、車内温度がどのように上昇するかを、車内6カ所に設置した温度計で調べたものだ。
 ちなみに、測定場所は埼玉県さいたま市で測定時の外気温はそれぞれの測定結果の後ろにカッコ内で表す。天気は概ね晴れであった。測定日は4月18日で最低気温7.1度、最高気温23.0度、平均気温は15.2度、平均湿度は50%であった。

 さて、2台の良く売れている自動車で実験を試みたので、参考までに紹介しよう。
午前8時にはまだ直射日光は少ないにも関わらず、ダッシュボードの温度が38度(外気温は14.6度)に達した。さらに午前11時を越えると直射日光の影響も出たために55度前後(外気温は21度)に達した。車内温度は午前8時から上昇を続け、午前11時の段階ではダッシュボードが55度前後のところ、車内温度の運転席ではなんと45度前後に達し、後部座席では40度に達した。

 ここまでのデータは、フロントガラスはそのままで後部座席にはウィンドフィルムがしてあるコンパクトカーの結果(A車と呼ぶ)である。
同じ状況で、フロントガラスからの遮熱効果を実験するためにサンシェードを室内のフロントガラスにあわせて設置(B車と呼ぶ)しての実験をしている。

 午前8時には、ダッシュボードの温度はサンシェードの効果もあるためか、27度(外気温は14.6度)にとどまっている。午前11時を越えると直射日光の影響を遮ったために45度前後(外気温は21度)にとどまり、遮熱効果が出ている。車内温度は午前8時から上昇を続け、午前11時の段階では車内温度の運転席では38度前後、後部座席では35度前後となり、サンシェードによる遮熱効果がはっきりと確かめる事ができた。

 午後のテストでは、午前とはわけて判断するために、実態に少しでも近づけるように、30分間エアコンをかけて車内の温度を20度前後に冷やしてから、エンジンを止めて温度上昇の変化を調べた。

 それによると、どちらのダッシュボードも、エアコンが止まってから急激に上昇し、1時間後にはA車は52度(外気温22.5度)、B車は39度となった。
 しかし、2時間経過するとダッシュボードはA車が61度(外気温23度)、B車は49度となった。
室内温度は2時間後では、運転席ではA車は48度(外気温23度)、B車は38度となった。後部座席ではA車は45度(外気温23度)、B車は34度となった。
 太陽熱を吸収したダッシュボードが、熱を蓄熱するストーブ化現象が、車内温度を上昇させる原因の一つと見られるようだ。

 この結果は、本書を書き上げる直前の簡易測定であるが、4月の20度を少し超えた程度の実験である。外気温が20度程度でも、直射日光の影響により、ダッシュボードの表面温度は60度になるのだ。

 つづく。
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by nakanohiroshi | 2007-08-12 09:02 | シックカー(自動車室内汚染)