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中野博エコブランディング :ブログ Hiroshi Nakano Blog


by nakanohiroshi
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シックカー、幼児自動車室内で被害者をなくそう②

 中野博のシックカーに関する書籍より

【親だけが本当に悪いのか?建前論の裏側を検討する】
 毎年春から夏の季節には、残念ながら車の中で乳幼児が死亡する事件が繰り返し発生している。

 これは親の立場から考えれば、『せっかく寝ついたところだから、起こしてはかわいそう。もっと寝かせておいてあげよう。』親としては、愛情から(?)もしくは乳幼児を連れての買い物は大変だから少しくらない大丈夫』との判断である。

 こうした車内置き去り乳幼児死亡事件はこの数年間に渡り毎年毎年テレビや新聞などで報道されているために、少なくても話題にはのぼっているだろうし、子を持つ親であれば、気をつけて当然であろう。

 しかし、世の中には、テレビや新聞を読まない人間も多数いるし、最近のインターネットの発達により、欲しい情報はネットで、とする若者も増え続けている。
 警察庁が警告し、マスコミを通じて発表したとしてもやはり一過性のニュースで終わってしまうことが多い。しかも、乳幼児の親と言うのはおおむね若い世代が多いし、特に初めての子供の場合には、分からないこと尽くしである。

 子供の育児に対してノイローゼになったり、24時間体制での世話により通常とは違う心身状態にある親も少なくない。だからこそ、ちょっとした心の隙ができてしまうのかもしれない。
ましてや初めての育児であれば、乳幼児が寝ている時には「今のうちにと、洗濯や掃除、買い物を済ませておこう」との判断は分からなくもないし、現実問題としてそのような経験は誰にでもあるのではないだろうか?

 確かに、「寝ている子供を起こさないこと=愛情」と感じている親が存在するかぎり、こうした死に至るような残酷な事件は決して無くならない。
 しかし、親からみたら、家の中でも、洗濯や掃除や料理をしている間は寝かせているのに、なぜ車の中ではダメなのか?鍵をかけているから大丈夫だと思ったと言う意見も100%親だけが問題とするのは、無理があるのかもしれない。

 したがって、どんなに警察庁やマスコミが事件を発表し警告しても、毎年同じ事件が起きているのは何か、抜本的な解決策を打ち出さないといけない。
 もちろん、第1にすべきことはしつこいくらいに車中置き去り死亡事件の発表、これに関しての基礎知識の伝達であろうし、大人たちに周知させることであるが、次に打つ手としては根本的問題として車中の温度上昇問題やこれによる室内TVOC濃度の上昇を抑制できる室内材料の開発もしくは断熱ガラスの採用など、車自体の問題にも焦点をあてるべきではないだろうか?

新車は化学物質で汚染されている!―シックカーは怖い
中野 博 / 現代書林
スコア選択: ★★★★★

世界で初めてこのシックカー問題を指摘した問題作であり、自動車業界に新しい価値観を提言した新作です!
by nakanohiroshi | 2007-08-05 12:40 | シックカー(自動車室内汚染)